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原発被災者村上真平さんのお話

 久々の第104回百円玉市民塾で講演会を開催しました。
 村上さんのお話は、3・11の地震から福島で何が起こったか、どんな報道があったか、何が不足したか、それに対してどんな対処をしていったか、とても具体的で詳細にわたり、その時の光景が目に見えるようなお話でした。
 「原発は停止しました」というラジオとテレビの報道に胸をなでおろしていたところ、友人から「電源停止で冷却できなくなる。爆発するかもしれないから、とにかく逃げるように」と言われたそうです。
 もっと情報を得ようとパソコンに向かったところで停電となり、車のバッテリーと電流変換機を接続し、そこで得たのが「メルトダウン寸前」という情報。このままではチェルノブイリと同じになると考え、即座に、飯館村を出る決意をしたのだそうです。
 夢と理想を形にしてきた村上さんですが、10年かけて築いた理想郷には1万5000坪の畑と福島県産材だけで手造りしたログハウス、石窯を備えた自然食レストランなどがあり、それらすべてをきっぱり捨てて、家族で三重県伊賀市の山奥に転居しています。

 村上さんにはフランスに人類学者の友人がいて、5月にはその人の依頼を受けて講演に行き、農業者に原発事故について伝え、話し合いもしてきたそうです。言葉はちがったけれど、互いにとても深く共感することができたし、熱い情熱を感じたといっていました。その体験が村上さんに、今回の転居を決意させたということです。

 帰国後、自分が今なすべきことは、先ずこの原発事故の被災体験を伝えることだと考えたそうです。
 3月14日、福島第一原発3号機の爆発は、日本では水素爆発と報道されましたが、実は炉心が爆発してプルトニウムも580メートルまで上がり、その際には赤い閃光が見え、黒煙が上ったそうです。炉心の残骸はハワイ諸島やアメリカ西海岸にあるとか。アメリカでは詳細が報道されたそうです。知りませんでした!

 原発を止めるのは当然と確信しました。
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