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親鸞聖人の音楽劇を見てきました 観定寺同朋会の皆さんと筑後市にある九州大谷短期大学の大谷講堂へ一日バスハイクで観劇ツアーをしました。この短大には表現学科というのがあって開学40周年を記念してその学生さん達の創作音楽劇ということでした。その脚本から舞台演出、人形をあやつる影法師の演技、どれも見事でした。 ミュージカルとして表現されていたのですが、韓国のオルスのような激しい動きもあり、親鸞の一生をわかりやすく、「往生とは死への道でなくたくましく生きること」など、心に留めさせたい台詞は静かに強く語られ、足を踏ん張り全員で床を踏みならす姿は民衆の抵抗する力を感じさせ、圧巻でした。 指導者陣が優れた方々だったからこそ、短期間であれほど感動的な作品にできたのでしょう。 3.11の大震災、原発事故で全てを失くし貧困と不幸のどん底に沈んでいる被災者の現実には向き合わず、権力闘争にあけくれる政治家たちの姿が、親鸞の生きた時代と重なり、それでも親鸞は,御同朋御同行として働く民衆と共にに生きた姿は、つい悲観的になりがちな昨今ですが、これからどう生きるかの勇気を与えられた気がします。今回のツアーが実現したのは、実は、観定寺住職大江憲成氏がこの短大の学長さんだからできたことのようです。同朋会の一員でよかったです。京都でも公演するようですが中津はもちろん被災地や日本国中で上演してほしいものです。 |
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