安部首相、汚染水問題解決を世界に公約

中津地域振興施設(道の駅)、レストラン等整備費
官兵衛資料館、長岩城趾駐車場トイレ整備費
プレミアム商品券等、合計８億３０５５万円増額可決

9月に入って、朝夕はいくぶん涼しくなりましたが、皆さんお元気でしょうか。
地球規模の異常気象は、海水温の０．５℃上昇が原因だといわれています。今夏の平均気温は１．２℃上昇したとのことですが、中津では１０℃くらい上昇したのではないかと感じていました。ジャカルタから一時帰国した友人も「こちらのほうが暑い」と驚いていました。
本紙前号に「福島原発の汚染水は処理できていない。海洋汚染が心配される」と書きました。東京電力は、参院選投票日の翌日、「汚染水300トン漏れ」を発表しました。投票までは伏せていたのです。
あれから２カ月、汚染水問題は更に深刻になり国際社会の注目を集めしています。安部首相は国際オリンピック委員会の総会で世界に向かって「福島の状況はコントロールされています。0.3kmの範囲で完全にブロックされています。今後も東京にダメージを与えることはないことを私が保障します。将来も健康問題に全く問題がないことをお約束します」と公約しました。首相は政治生命をかけてこの公約を守らねばなりません。韓国は、東北６県の海産物を輸入しないと決めました。
今はとりあえずタンクに汚染水を入れていますが、その先の目途は立たっていません。原発事故の被害額はアベノミクス効果が吹っ飛ぶくらいのものになるでしょう。
被爆二世である私は、夏になると広島で被爆した父の話を思い出します。政治の中心にいる者たちは１９４５年８月の悲劇を忘れたのでしょうか、その無責任ぶりにはあきれるばかりです。広島原爆が投下された日に生まれた、東京オリンピックの聖火ランナー・坂井さんは「オリンピックが平和の祭典なら、今こそ平和って何だろうと考えてほしい」と語っていました。
来年度の国の予算は、公共事業の増大で財政再建とはほど遠い概算要求になりそうです。
さて、中津市の９月補正予算は、主として来年２月オープン予定の「道の駅」整備や、官兵衛関連の施設等に当てることに決まりました。
異常気象と異常政治で私たちを取り巻く環境はおかしなことばかりですが、これからも身近な市民生活の安心安全を第一にすすめて行きます。皆さんのご意見をお待ちいたします。


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