中津市市議会議員、無所属市民派

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すが るみ子ニュース No.37 2008 秋(季刊)
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女性の声、生活者の声を議会へ
 
発行 市民派・須賀るみ子とあゆむ会
中津市新博多町(フェアトレード 大地内)
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第6回 
金谷盆踊り
一般質問
(9月議会)

請願を強引に否決!!
少しはお役に立てました
口利きについて
第6回 みんなで遊ぼう会
多世代交流、地域通貨fukuも
「まちは私、私がまち」
イタリアのボローニャに学びたい
報酬支払い通知書
  議員はボランティアでは
  ありません
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(7月、8月、9月)
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No.36

ごみ処理の方針について

須賀 中津市のごみ減量対策と資源化方策について聞きたい。国の「循環型社会形成
推進法」制定によって廃棄物の定義が変わり、ごみを循環型の資源として生かす方向に
変った。

ごみ処理の優先順位もまず発生を抑制(減量)し、再使用や再生利用を進めていくこと
になるわけで、資源化率が指標となる。

中津市の資源化率は昨年度14・2%で、これは全国平均を約6%下回っている。ごみ
処理の現状を知りたい。市民環境部長減量のために蛍光管分別を実施し、マイバッグの
利用を推進している。また、事業系ごみの持込みを禁止し、今年度より雑紙(ざつがみ)
のリサイクルにも取り組んでいる。廃プラスチックの処理については目下検討中である。


須賀 各地でごみ袋の有料化が話題になっているが、高齢者から「諸物価の値上がりなど
で生活が苦しい中、ごみ袋まで有料にするのはあまりに非情ではないか」という声が届い
ている。
先ず徹底した減量に取り組むべきではないか。ごみ袋の有料化は待ってほしい。
資源化率トップの鎌倉市や23分別の水俣市では有料化していない。「分ければ資源、混ぜ
ればごみ」という基本を徹底してほしい。


市民環境部長 減量に有効な手段を探し、負担の公平化をはからねばならない。現在、市
民アンケートで調査中である。結果をごみ減量推進審議会で検討したい。


須賀 最終処分場の延命策として焼却灰捨場の嵩上げをしたが、堆積量を減らすため灰を
セメントにまぜるエコセメントの施設を作る予定と聞いている。それによってどれほどの
灰を減らせるのか。また、処理に要する費用はどれほどか。設備工事に国の補助はあるの
か。


市民環境部長 年間2000トンをセメントにまぜる。費用は毎年1億円。補助金はない

須賀 家庭で簡単に生ごみを堆肥に変えられる「段ボールコンポスト」の有用性がいわれ
ている。
福岡県前原市では、その普及によって、3ヶ月で生ゴミの量を38トン削減したと
いう。一個880円の段ボールコンポストに400円の補助金をつけている。

 中津市でも精神障がい者の授産施設(フロンティア)や障がい者の自立支援の店(こすも
す)で製作や販売をしており、価格は1個700円である。

中津市では昨年度、電気生ごみ処理機91基に1基あたり2万7000円、コンポスト56
に1基あたり2500円の補助金を出しており、その年間総額は247万8000円とな
った。
しかも、担当課長によれば、電気生ごみ処理機の利用者はこれでできた土を結局ご
み処理に出しているという。これでは何のための補助金かわからない。
家庭でできた堆肥
(土)の持ちこみ先は広報で知らせる必要がある。
障がい者の仕事つくりに役立ち、ごみ
減量にも有効な段ボールコンポストを普及させてはどうか。

市民環境部長 生ごみ減量に寄与するので、今後普及を図っていく。補助金についても検
討する。


次世代育成支援行動計画(前期計画)について

須賀 本計画の基本目標1は「地域における子育て支援」となっており、「支援情報セン
ター」なるものを設置することになっているが、その実施主体と内容を知りたい。


福祉保健部長 教育福祉センターの桜っ子広場に指導員をおいて育児相談も受けているが
、広報活動が不十分である。今後は子育て支援関係団体の連絡会を結成し、情報紙を作成
する


須賀 東九州短期大学に委託している愛育研究センターについてだが、同センターの事業
として昨年『思春期のあなたへ、教えて、どうしたの』という冊子を出しているが、育児
相談の対象年齢が違うのではないか。

 また、昨年度の委託費285万円のうち171万円を一名の事務費に使っているのは問
題だと思うが、短大と協議してはどうか。

 40年間にわたって専門性のある保育士と栄養士を育成してきた短大の利点を活かし、育
児・食育と小児医療、特に市民病院の小児救急のコンビニ化受診の問題も含めた「子育て
シンポジウム」をセンターの主催で開催するなど、地域全体に支援がいきわたる取り組み
に転換すべきではないか。


福祉保健部長 思春期の問題も子育てにつながることなので対象となるし、事務費につい
ても準備などがあるので必要だと思う。「子育てシンポジウム」は、11月に保育士に向け
たものを開催することにしている。


須賀 この行動計画の冒頭には「この計画は誰でも安心して産み育てることができる社会
を構築していくための指針です」という市長の言葉がある。また基本目標2「多様な保育
サービス」の中には「すべての子どもと親への子育て支援の保育サービスの提供が必要と
なっている」という現状認識も書かれている。

さて、6月議会では認可外保育園の保護者から、「大分にこにこ保育支援事業を私たちに
も適用してほしい」との請願が出されて継続審議となっている。

7月23日、保護者主催の説明会に担当部課長が出席し、2時間半にわたって意見交換をし
ている。

保護者より「認可外保育支援の見直しなくして〈多様な保育サービス〉はありえない。認
可外に行くほかない園児や施設への支援はなぜできないのか」と強く訴えられた。

部長からは「生の声をききました。臼杵市や佐伯市の実施状況を調査検討します。請願の
趣旨を無にしないように受けとめます」との発言があった。
認可外保育園があることで、
ようやく安心して働ける親がいることをもっと市は認識し、その支援について検討するこ
とが必要ではないか。
6月段階で、認可保育園には約2005名、認可外には264名の
子どもたちが毎日通っている。
すべての子どもたちを視野に入れて取り組む行動計画なら
ば、認可外保育園の園児には健康診断に限った助成しかない現状は問題ではないか。

調査した。臼杵市や佐伯市の状況はどうだったか。
8月22日、認可外保育園保護者連絡会の方々から7035筆の署名を添えて支援の早期実
現を求める陳情書が届けられている。これをどのように受けとめているか。


福祉保健部長 今年度は臼杵市が310万円、佐伯市が400万円の補助を予算化してい
る。
また、大分市は独自に15の助成事業をしている。別府市は「ニコニコ支援」を認可外
には適用していないが、園児の健康診断と傷害保険には補助をしている。
署名は重く受け
とめている。今後の課題としたい。


須賀 別府市は01(平13)年から単独で認可外保育施設助成交付事業を実施している。中
津市でも認可外保育に光を当てる時期がきたのではないか。

集団保育でわが子に社会性を身につけさせたいと思っても、専業主婦の場合は認可保育園
を利用できないことになっている。夜間勤務の保護者が昼間休息をとりたくても認可外に
入れるしかない。こうした多様な保育ニーズに応えるために、認可外の園児への支援を要
望する。


本会議は認可外保育園保護者の請願を強引に否決(クリックしてください。詳細掲載)

観光振興について

須賀 中津駅南口は耶馬溪観光の入り口だが、案内板がない。観光客に対してあまりにも
不親切ではないか。奥行きのある中津市全域を紹介する観光案内板を設置できないか。

れは要望だが、サイクリングロードに観光客を乗せた馬車を走らせるなど自転車に乗らな
い人たちにも利用できることを考えていただきたい、
商工観光部長現在、南口に設置場所
はないが、その場所探しとサイクリングロードの活用法については考えたい。

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