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大分県の小さな町の底力 中津市教育委員会は3年前から、耶馬渓地区の小学校の統廃合5校を1校にすすめようとしています。もう二巡目約30回目の説明会が下郷小学校区で8月27日夜開催されました。今回は保育園の保護者が対象でした。「将来小人数になるからいろんな子どもたちと出会う方がよいから一校にしたい。そのためには通学バスも走らせます。2年後の平成24年4月が目標です」と。 同じ内容地区説明会を続けています。今年の三月で市教委が中心の説明会は止めて地域の方にお願いするといってたのにやはり市教委が主導しているのは、耶馬渓町の教育を考える協議会まかせでは進まないと判断したのでしょう。 担当課長もかつて教師だったので「大規模校も過疎地の1クラス3人の学級で教えたこともあると。どちらも良い点問題点ある」と。 保護者のかたがたは「このまま学校をどうしたら遺せるかを考えてください。ここでは若い人の雇用もあります。山村留学考えられませんか。小学校があるから帰ってきたのに何故ですか。こんな平行線の話より次回は別の案も持ってきて下さい」もっともなご意見ばかりでした。 気がついたら10時過ぎ。夜道をぶっ飛ばして帰宅したのは11時でした。 耶馬渓町では8月14日統廃合に反対するグループがサニーホールで講演会とコンサートの集まりをもちました。あの田舎で何と200名を越す人で会場はいっぱいでした。 今、中津市教委が取り組む課題は学力向上で基礎基本の力と考える力を子どもたちに身につけさせることでしょう。このエネルギーがもったいないと思いました。諭吉の町ならそれらしい外に開かれた目、洞察力、独立心をみにつけさせるべきでしょう。 人材こそが社会の底力です。 |
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