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耶馬渓紀行(田山花袋著)に見る中津のまちの良さ

 田山 花袋という作家をご存知ですか。

 私は「布団」という作品が代表作であり自然派の文豪という程度しかしりませんでした。ところが先日自性寺さんから「耶馬渓紀行」という本のなかの中津あたりの記述のコピーを頂きました。

 昭和2年作ですから約80年前ではありますが、別府の賑やかな都会らしさと比べ、「中津では私は昔のなつかしい城下町を発見した。士族屋敷の残っている町,指物師などの店を並べている町、狭い狭い町を」また自性寺の境内が以前にもまして良くなったことや、池野大雅の作品鑑賞について「絵画にしても小説にしても、また詩歌にしても、すぐれた芸術家のものは、向こうでも一生かけて作ったのだから、見る方でもちょっと見たのでは、本当にはわからない。」中津城の城跡は大手門が残っていて堀は小さいが蓮の花が夕日に浴びている風景は忘れられない良いものであったと、また福沢旧居の諭吉が学んだ蔵を見てここから明治の革命家が誕生したことに灌漑深かったようです。

 中津の良さは文豪からみると、歴史遺産が生活に溶け込み、そのまま残っていることで、昔の人を篠ばれることだったようです。今の街並み再生に活かしたいものです。そういえば今議会で中津城のことを質問した議員に対し、市長は「仮に所有者が変わっても、中津城は観光のシンボルですが、町割りや石垣、堀なども大切に保存していきます」と。市長はちゃんと中津の本当の良さを理解していました。
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