一般質問
1 観光振興について
須賀 今年は中津の観光にとってNHK大河ドラマ化で大きなチャンスと考えるのでこの機会にこれまでの課題としての組織体制と今後の方針を聞く。
観光ガイドボランテイアの役割は極めて大きいが育成のためにどんな取り組みをしたか。7年前の9月議会で同じ質問をしたが、執行部の答弁は「郷土史を語る会のガイドは13人しかいないので多人数を希望されたときに対応できなかった。また会員が高齢化して需要に対応しきれていない」だったがその後改善されたか。
商工観光部長 軍師官兵衛効果で観光客増が予想されるので力を入れたい。今後はガイドさんのレベルアップと市民への観光意識の醸成を目指し、観光マイスター制度を導入し、その中からやる気のある人をガイドへと育成する。
須賀 中津の観光ガイドボランテイアを南部まちなみ交流館に常設し、街並みを活かし、観光客と住民が交流し学ぶ場、歴史文化を発信する拠点にしてはどうか。
商工観光部長 場所については先ず観光マイスター制度を広くやるのでそのうえで考える。
須賀 観光振興計画の中でガイドボランテイアはどう位置付けられているか。
商工観光部長 中津市の観光の中では重要な役割をもつので今後の育成が必要。
須賀 中津市や観光協会のHPではガイドボランテイアの情報発信はどうなっているか。
商工観光部長 今後はトップページでバナーを作成しわかりやすくする。
須賀 中津耶馬観光協会事務所を駅にしてはどうか、都会の観光客はJR利用者が多い。その時期はいつか。機を逃さずといいたいがどうか。
商工観光部長 現在検討中なので早急に結論を出せるように努める。
須賀 中津市はスポーツ観光を重視しているが、近郊の大学ゼミ合宿などにも呼び掛けてはどうか。
人以上の講義講演宿泊には補助もあるので温泉付きバンガローなどがあることをもっと広報宣伝すべき。
商工観光部長 今後「中津市スポーツ、福祉、医療及び教育文化等大会開催補助金」を活用した合宿誘致に取り組みたい。
※要望 修学旅行誘致にもっと力を注ぐべき。学びの観光資源は福沢諭吉、中津城だけでなく、耶馬渓の永岩小は全校生徒昨年6名で長岩城史跡の研究が「城の自由研究コンテスト」で文部科学大臣賞を受賞、いわば家庭、学校、地域の連携の現代のモデル的学校や、日本有数の中津干潟ユネスコ未来遺産にも選ばれているが、こういった歴史、文化、自然があり、温泉付き宿舎があることを宣伝していただきたい。
須賀 NHK大河ドラマ化「軍師官兵衛」の今年度予算59322千円の事業内容は何か
商工観光部長 黒田官兵衛に関する情報やゆかりの地の紹介などの情報発信拠点となる施設の整備、ガイダンス事業、PR事業、イベント開催など大きくは3つの事業を考えている。ガイダンス事業は中津城周辺に資料展示映像放映の見学と休憩施設、日出町や新博多町にパンフレットやポスターを備えた情報発信場所整備。PR事業は観光看板、テレビラジオ番組の誘致、旅行商品などで関東関西の誘客宣伝も展開する。官兵衛ゆかりの地五都市による黒田サミットや10月27日の官兵衛ワーキング大会など。
須賀 一過性のブームに終わらぬ取り組み方策を考えているか。
商工観光部長 ゆかりの施設はもとより看板整備、中津城と福沢旧居の共通入場券発行や民間の食とグルメとも連携しおもてなし観光強化する。
2 第二次地域福祉、活動計画の推進体制は
須賀 地区別の進捗状況は。
福祉部長 市内15地区で計画推進の組織として地域福祉ネットワーク協議会を考えているが、現在南部、豊田、沖代、大幡、如水、今津、本耶馬渓、山国の8地区設置され、今後は北部、小楠、鶴居、和田、三光、耶馬渓に準備中です。
須賀 一次計画との違いは何か。
福祉部長 自助,公助、共助の取り組み主体を明確にし、住民、団体、行政の横のつながりを協働できるように取り組む。
須賀 二次の推進体制としてコーヂネーターが配置されているがその役割と市や社協との連携の推進体制はどうなっているか
福祉部長 コーヂネーターは南部に二名、沖代3名,三光に一名が配置されている。地域福祉活動計画の実践目標を推進するために各種団体との調整や地域の相談窓口として取り組んでいる。社会福祉課内の地域支援員と情報交換を行い社協と連携を図っている。
須賀 コーヂネーター未設置地区の配置は
福祉部長 地区を支える重要な役割があるので設置されるように地区にお願いをする。
須賀 具体的には大幡校区より支援がうまくいってないのではとの声があったが。
福祉部長 大幡は12の小地区があり各地区で取り組み方に違いがあるために地区全体としてのまとまりがうまくいってなかったそうです。24年度7月に大幡福祉の輪主催の研修会が開催され、定例会も開催されているが、市としても社協や包括支援せんたーとも連携をとって地域に関わりたい。
須賀 運営の補助はどうなっているか、実際南部金谷の鶴亀サロンも一次計画からスタートしたが年間運営補助が五千円ということで回数を減らす案がでてる。
福祉部長 年間運営費は立ち上げより5年間は9万円、立ち上げ設備費上限10万円、コーヂネーター設置費15万円です。5年過ぎると校区全体に年間5万円を助成しています。一サロンは5千円です。
須賀 計画の進行管理体制はどうなっているか。
福祉部長 23年度の地域福祉計画策定に携わった委員を予定している。学識経験者、医療福祉関係者、各種団体代表、関係行政機関職員で構成。先日打ち合わせを行ったばかりだが、15地区の公助と地区の取り組みの取りまとめを行い委員会に諮る。
3 学びの里づくり、ソフト事業について
須賀 学校図書館の司書は昨年10名、今年は16名と6名増員され2校に一名配置となり、3月には中津子ども読書活動推進計画が策定され今年度より本格的に楽しい読書だけでなく授業に図書館の資料を活用されるよう期待するが、学校図書館司書、司書教諭、小幡記念図書館司書との連携の推進体制はどうなっているか。現状と課題についてきく。
市教委次長 今年度より読みきかせボランテイアとの連携を図り、読書活動の推進と調べ学習の充実を図る取り組みを推進する。
須賀 これまでは図書館が年2回選書して500冊ぐらいを各学校に貸し出していたが今後は協議の中で授業に役立つ本の選書や活用になると思うが、その協議や研修はどうなっているか
市教委次長 学校図書館との連携については見直しの必要がある。今後は学校司書と司書教諭との連携を図り、学校司書は生徒や教師からの要望する図書資料を取りまとめ、図書館に貸し出し依頼を行い、図書館はそれに応じて資料提供を行うという流れを作る必要がある。
※要望初めての三者協議の実践なので、そのつど具体的作業の中で問題が起こると思うが、細かく丁寧に研修や協議を行って進行管理していただきたい。
須賀 新貝市長はグローバル人材育成の基礎育成として、市の単独予算で幼稚園小一から英語教育をしているが、来年から小学校英語を正規授業にする国でさえALTの費用の目途はたってない。市長の在任二年間で専門ではない小学校学級担任教師とのチーム授業はどうなっているか。
市教委次長 小学校5年生6年生では年間35時間が教育課程で外国語活動が位置づけられている。今年1年生から4年生についても月一回外国語に触れる時間を設けている。いずれも外国語指導助手は教師と連携して授業を行っている。 |