|
〜〜私のおススメ著書〜〜
誰もが幸せになる「一日3時間しか働かない国」
著者シルヴァーノ アゴスチーノ(マガジンハウス出版)2008年6月発行
思わず題に惹かれて読みました。これも図書館にありますから是非ご一読を。但し人気が
高いのでなかなかリクエストしても連絡待ちとなりますが。この本は著者の国イタリアでも5万部も読まれているそうです。
原題は「キルギシアからの手紙」です。著者は映画監督、作家、詩人という多才な方です。
誰もが幸せになる8つの提案は
1 ちゃんと眠ること
2 ちゃんと食べること
3 ちゃんと働くこと、但し一日3時間まで
4 ちゃんと学ぶこと
5 ちゃんと与えること(誰かのために)
6 ちゃんと創ること
7 ちゃんと愛する、愛し合うこと
8 あらゆるものごとにそれを覆ってる不思議なベールがある、その事を意識すること
この8つのことを行えば、心が静かになり安定した穏やかな毎日となる、それが幸せになるということだそうです。るみこニュース37号でも井上ひさしの「ボローニャ紀行」を紹介しましたが、偶然ですが今回もまたイタリアの本となりました。不安や不幸の気分が日本を覆ってるためか、つい明るくなりそうな本に目が留まります。「なぜイタリア人は幸せなのか」山下史路著という本も図書館にありました。日本のような経済力はなくても年金は高く、教育費は格段に安く、歴史ある職人産業、大半の人が別荘をもちバカンスを楽しみ、お洒落でといいことばかり。何故と思ったら政治が違うと。国民の政治参加が全く違うと書かれていました。そういえば昨年10月オランダ在住の中津出身のアーチスト竹内秀策さんが一時帰国し高校時代の美術部で集まったとき、話題は年金など社会保障の比較になりました。オランダでは貯金も不要で老後の不安は全く無いそうです。新しい制度が国民に不利益な場合次の選挙で政権は変わるのでいつも変わっているそうです。主権者は国民とうのが日常になっているのが欧米なのでしょう。今年は日本も変るはず。
|