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さまざまな事情で、認可外保育園を利用しているお母さんたちが、中津市議会に「認可外保育園に通う第三子にも県の『大分にこにこ保育支援事業』を使って認可保育園同様の支援をしてほしい」という趣旨の請願をするにあたり、紹介議員になりました。
受付期限の5月30日、午後5時少し前、代表の外園孝子さんが保護者327筆の署名を添えて提出しました。 議会請願の次には市長に要望書を渡すことにしていますので、署名活動はずっと続けて、6月20日現在、5189筆に達しています。
これまで署名活動などしたことのなかったお母さんたちが、「父の日」に三光のジャスコで街頭署名に立ったり、連日のように集まっては、みんなの知恵を出しあった結果がこの数字なのだそうです。
「議会って何」というお母さんたちは、今回、生まれて初めて議会を傍聴し、議長に「静かに」と注意されたりしながら、私(須賀)の質問に拍手を送ってくれました。
意外でしたが、認可保育園の園長さんたちは6月3日に、私たちの請願を不採択にするよう求める陳情書を市議会に提出していたようで、10人以上も傍聴にきていました。
お母さんたちは、認可保育園の園長さんたちが何か誤解しているのかもしれないと考え、旧下毛地域から訪ね始めたそうです。
請願の行方が決まる19日の厚生委員会は多くのお母さんお父さんが傍聴しました。認可保育園の園長さんたちも傍聴にきていました。
請願は9月議会まで継続審議ということになりました。 委員会が終わって、お母さんたちは、「これから認可保育園の園長さんたちともお話をする機会がもてる。これは大きな成果です」と話していました。何しろ「争うつもりは全くない。これからも理解を求めて話し合いをしていく。こんなことで対立して、中津市の少子化対策が終ってしまうなんて思いたくない」と考えている人たちです。泣いて笑って怒った、とても忙しい一ヶ月間でしたが、市民(主権者)として議会に意見を伝える活動をしたことは、関わったみんなの絆を深めたはずですし、きっと価値観も変わったことでしょう。 請願運動をやってよかったと、みなさんが実感しているようです。
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